あととても困るのが、置いていったであろう未開封のお菓子や缶飲料です。普通に考えたら要らないのでホテルでどうぞということだと思いますが、本当にごく稀に取りに戻られる方がいます。
今まで経験した珍しい物としては、変なお薬と注射器なんていうのもあります。
忘れ物の中で一番お客様が困るだろう物は携帯電話(スマホ)、自宅の鍵だろうと思います。けっこうあります。
自宅に帰って鍵が無い!となったらとても困るでしょう。遠方から来ている方もいますから、私の居たホテルでは気付いた時点ですぐに携帯電話の番号登録があれば携帯に連絡していました。しかし時すでに遅しで、もう新幹線に乗っちゃったよ!なんてこともあります。
そしてこの連絡すら出来ないのが携帯電話・スマホです。連絡してもまさに目の前の携帯が鳴るだけですから(笑)。
ただし携帯はお客様側が途中で気付いて、取りに来られたり問い合わせをしてくる場合が多いでしょうか。
この忘れ物達、清掃時に見つかることになります。何号室で見つかった物かを記録しなくてはいけないので清掃スタッフはけっこう大変です。
あとお客様が部屋に忘れ物をしたと言うものの、いくら探しても見当たらないこともあります。おそらく違う場所で紛失していたり勘違いだったりの可能性が高いのですが、ホテルが嘘をついている、盗んだのでは?と疑われるのはちょっと悲しい気持ちになります。
問い合わせしたホテルにないと言われた場合、連絡や引き継ぎがうまくいっていない可能性もありますから、感情的にならず電話後も探して欲しいとお願いしましょう。そして冷静に再度他の場所の可能性も考えてみましょう。
常連客は、次回の宿泊まで保管しておいて!ということもあります。
郵送を希望される場合は、私の居たホテルでは送料は着払いでした。元払いで送ってくれる所もあるようですが、サービスとしたらけっこうなものではないでしょうか?梱包・発送の手間もかかります。
元払いはおそらくそうしたサービスも料金に含めている高級ホテルなど一部ではないかと思います。
その為、忘れ物そのものの料金より郵送料のほうが高くなってしまう場合は放棄する人も多いです。