働き方

2024.11.15 16:00

何かと負担が大きい年末、職場で罪悪感なく「ノー」と言う方法

・「サンドイッチ法」と呼ばれるテクニックを使う。これは、依頼や機会に対する感謝の気持ちから始め、丁重に「ノー」と伝え、最後に支援や励ましの言葉を添える方法だ。例えば、「私のことを考えてくれて本当にありがとうございます。ただ、今はお手伝いが難しい状況です。あなたが解決策を見つけられることを願っています」といった具合だ。肯定的な言葉で締めくくることで、断ることへの印象を和らげ、あなたの決断が個人的な感情によるものではなく、単にあなたの時間を優先した結果であることを示すのだ。

何よりも、あなたが断っているのは依頼であって、相手ではないということを忘れないでほしい。人間関係が悪化するのが心配だからといって、断ることを恐れてはいけない。正直に、敬意をもって、自分の境界線を明確に伝えさえすれば、何も後ろめたいことはない。実際、健全な境界線を設定することはプロフェッショナルである証なのだ。

健全な境界線を設けられているかをチェックする方法

「健全な境界線」の定義は人によって異なるが、一般的に以下のような特徴がある。

・不快に感じたり、エネルギーを消耗するような行事をスキップできる
・個人的な時間や幸福を損なう仕事の依頼を自信を持って断ることができる
・義務感からではなく、純粋な欲求や必要性から物事を行うことを選択できる
・無理な頼みごとを断ることができる
・衝動的に何でもかんでも 「イエス 」と言うのではなく、必要な時には 「ノー 」と言える余裕がある
・休暇中は自分の幸福を優先し、仕事のことは休暇が終わってから考えることができる

健全な境界線を確立するには大変な労力を要するかもしれないが、それは長い目で見ればあなたのためになる。心の健康は常に最優先事項であり、脇に置いておくべきものではないのだ。何といっても、年末シーズンは体と心を休め、リラックスし、新年を迎えられることを祝うべき時なのだ。その喜びを存分に味わおう。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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