オーストラリアだけでも、ハコクラゲは年間約80件の死亡原因となっている。刺傷被害のリスクが最も高いのはオーストラリア北部水域における10月から5月の期間だが、死亡例は7月を除いて毎月報告されている。多くの事故は10月から6月の間に海岸の浅瀬で起きている。
4. 遭遇リスクを減らすためにできること

全身水着やラッシュガードといった保護服を使ってクラゲの触手に対する物理的なバリアを作ることで、接触のリスクを緩和することもできる。さらに、クラゲに刺されるのを防ぐ用つくられた保護ローションなどである程度の効果を得られるかもしれない。
人気のビーチで安全区域としてネットで区切られた場所で泳ぐことでも、クラゲと遭遇する可能性を著しく減らすことができる。夜間や水が濁っていて視界が悪い時は、ハコクラゲを見つけるのがより困難になるので注意すること。最後に、万が一ハコクラゲに刺されてしまった時は、ただちに医療機関へ行き適切な治療を受けて毒の効果を緩和することが重要だ。
(forbes.com 原文)