働き方

2024.06.30 18:00

無視や皮肉で人を操る、同僚の「受動攻撃」を今すぐ封じ込める3つの対処法

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2019年3月に科学論文サイト『Frontiers in Psychology(フロンティアーズ・イン・サイコロジー)』で発表された論文によると、上司の優れたコミュニケーション能力は部下の「関係満足度」を大幅にアップさせるという。優れたコミュニケーションの鍵となるのは、相手の感情を受け止め、しっかりと話を聞く能力だ。
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もし会議中にあなたのプロジェクトについて同僚に皮肉を言われた時は、この研究結果を思い出し、深呼吸をして冷静にこう答えよう。「ご意見、ありがとうございます。ぜひ具体的に教えてください」相手に説明させることで自らの発言を振り返らせ、うまくいけば、大人気ない態度に気づかせることもできるかもしれない。また、この言い方なら互いに感情的にならず、相手の発言を受け止めつつ、本心を話す機会も相手に与えられる。

2. 相手のやり方で対峙しない

同僚の受動攻撃に対峙する際は、明確な言葉を使う必要がある。はっきり、わかりやすく伝えることで感情の行き違いを解消し、健全なコミュニケーションを生み出すのだ。

例えば、エマという女性が会議に出席しているとしよう。エマは自分が発言する度に、同僚のサラが目を丸くしたり、呆れたようにぶつぶつ言ったりして、否定的な雰囲気を作っていることに気がつく。そこでエマは会議の後、サラに直接、明確な言葉を使ってアプローチすることにした。「サラ、私が意見をいう度にあなたが否定的な反応をしていたことに気づいたの。こういった反応はいっしょにプロジェクトを進めることを難しくしているわ。良いチームになるために、どんな点が気になるか一度話し合わない?」その口調は客観的で、相手を理解しようとする気持ちが伝わるものだった。このようなアプローチをされると、サラは自身の考えを直接的な言い方で説明しなければならなくなる。

受動攻撃に対峙するには、きっぱりとした姿勢が大切だ。ある研究によると、「私」を主語にして話すと、相手の反感を大幅に減らせ、自分の意見をより明確に、かつソフトに表現できるという。今度誰かに受動攻撃的をされたら、「『あなた』の態度、おかしくない?」と詰め寄ったり、相手のやり方を真似して皮肉を返したりするのではなく、「『私』はそんな風に言われると傷つきます。どうしたら良いか一度話してみませんか?」と言ってみよう。
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翻訳=猪股るー

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