この予想が覆える見込みはほぼない。米連邦準備制度理事会(FRB)は12日、政策金利を据え置くことを決定し、さらには想定されている利下げを年内に1回だけ行うとの見通しを示した。
市場はもっと良いニュースを期待していたが、2日間にわたって開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)の委員たちは年内に利下げを行う想定回数を、3月に示した3回から1回に減らした。同委員会はまた、長期金利は以前示されていたよりも高いとの見方を示した。
今回、インフレ率はFRBの目標である2%に向けて低下しているというわずかに楽観的な見方が示され、今年後半の金融政策の緩和に道を残している。小売業者はこの緩和が年末前の書き入れ時であるハロウィーンや感謝祭、クリスマスなどの商戦を盛り上げるのに貢献することを切に願うだろう。
全米小売業協会(NRF)とプロスパー・インサイト&アナリティクスが発表した年次調査によると、今年の父の日の消費額は調査開始以降2番目に多くなると予想されるが、経済状況の悪化にともない、過去最高だった昨年の229億ドル(約3兆6000億円)をやや下回る見込みだ。
過去最高水準とはいえ、NRFとプロスパーの調査によると、父の日の消費額は今年の母の日の消費額335億ドル(約5兆2700億円)とは100億ドル(約1兆5700億円)以上の開きがある。父の日と同様、今年の母の日の消費額も過去2番目に多かったが、過去最高だった昨年の357億ドル(約5兆6200億円)には及ばなかった。