アップルは来年にかけて、英語以外の言語とプラットフォームへの対応を進めるとしている。例えばApple Intelligenceに「日本語による処理に強いAIモデル」を連携させることによって、かなり自然な日本語対応が早期に実現できる期待が膨らむ。
言語への対応だけでなく、Apple Intelligenceを世界各国・地域のユーザーが快適に使えるように、アップルはそれぞれの文化にも敬意を払いながら開発を進めるという。Apple Intelligenceと外部AIモデルによる連携は、ユーザーにカルチャーギャップを感じさせないAIを実現するためにも有効な手段だと言える。
成功の鍵を握るチューニングの自由度
Apple Intelligenceの画像生成の1つである、iPadOS 18のApple Pencilによる手書きツールパレットに組み込まれる「Image Wand」も魅力的だ。Image Wandはアップル純正のアプリについてはメモ、Keynote、Pages、フリーボードなどに組み込まれる。ユーザーがApple Pencilで描いたラフスケッチをImage Wandツールで囲むと、わずか数秒で美しいイラストに整える。ドキュメントの空いているスペースにゼロから新しく画像を生成して配置することも可能だ。この機能もベースになるのはアップルの画像生成AIツールであるImage Playgroundだ。