イラストを生成する際にアニメーション、イラスト、スケッチの3つのスタイルを選ぶ仕様だが、例えばアニメーションは日本人が連想するアニメの画にほど遠い。人物の似顔絵もやや特徴点の強調感が過ぎるように筆者は感じる。

外部のデベロッパがImage Playgroundを自社製品に組み込むための開発ツールもアップルは提供する。生成する画像のパラメータが細かくチューニングできるAPIであることを期待したい。

このほかにもApple Intelligenceのシステム全体に組み込まれる「記述ツール」を外部アプリが活用したり、Siriによるインタラクションなどを定義したApp IntentsフレームワークのAPIの上に、外部のデベロッパがSiriのアクションを細かく定義したアプリも作れる。Apple Intelligenceを外部デベロッパにも「開かれた生成AIプラットフォーム」にすることが、先行するOpenAIやグーグルにアップルが追いつき・追い越すための近道になるはずだ。
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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