健康

2024.04.02

米国総合病院に聞く「なぜ増えた」トコジラミ 「ここにもいる」トコジラミ

以下は、メイヨー・クリニック(Mayo Clinic・合衆国ミネソタ州ロチェスター市に本部を置く総合病院)のHPからの翻訳転載である。


最近、報道される機会が増えている「トコジラミ」とは一体どんな生き物か。その概要、症状などを紹介する。

「トコジラミ」とはそもそも何か


トコジラミ(別名:ナンキンムシ)は、赤褐色で、小さく、翅(はね)のない吸血昆虫である。トコジラミの咬み跡は、通常、治療せずとも1~2週間で治癒する。今のところ、トコジラミが伝染病を媒介したという報告はない。しかし、人によってはトコジラミが原因となり、アレルギー反応や重度の皮膚反応を引き起こすことがある。

トコジラミはリンゴの種ほどの大きさの昆虫だ。ベッドの隙間やくぼみ、下部のマット、ヘッドボード、ベッドフレーム、その他ベッド周りの物の隙間や隙間に潜み、夜になると棲み処から出てきて大好物である人間を吸血する。ホテルや病院、ホームレス・シェルターなど、夜間の宿泊客が頻繁に出入りする場所で過ごすと、トコジラミの被害に遭うリスクが高くなる。

被害にあうと、症状は?


トコジラミの咬み跡は、他の虫による虫刺され、そして発疹の症状と似ている。トコジラミの咬み跡の特徴は、一般的に以下の通りだ。

・炎症性の斑点。多くの場合、真ん中に黒っぽい斑点がある 
・かゆみを伴う 
・咬み跡はぶつぶつと線状に続いたり、一か所に集中したりする
・主に顔、首、腕、手にできる



トコジラミの咬み跡を他の虫による虫刺されと見分けるのは難しいかもしれない。しかし、一般的にかゆみがあり、咬み跡が集団になっていたり、乱雑に並んでいたりする。

トコジラミの咬み跡を他の虫による虫刺されと見分けるのは難しいかもしれない。しかし、一般的にかゆみがあり、咬み跡が集団になっていたり、乱雑に並んでいたりする。


一部の人はトコジラミに刺されても何の反応もない。しかし、一方で、ひどいかゆみ、水疱、蕁麻疹などのアレルギー反応を起こす人もいる。

受診のタイミング


トコジラミに刺され、アレルギー反応や重度の皮膚反応を起こした場合は、医療機関で専門的な治療を受けるべきである。
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