グーグルは、2024年にGmailユーザーが影響を受ける可能性のあるいくつかの重要な変更を正式に発表した。一連の変更は、アカウント削除やメールの配信拒否などいくつかの問題に関わっている。すべてのGmailユーザーは、これらの変更を身近に感じ、それによって何が影響を受け、何が受けないのか、対応する必要があるのかどうかを理解しておく必要がある。
Gmailアカウントの削除が進行中、対象となるアカウントは?
昨年、一部のGmailアカウントが2023年12月に削除されるというニュースが広く
報じられた。
既存の「非アクティブな Google アカウントに関するポリシー」の更新の一環として、グーグルは2023年5月16日に、2年以上非アクティブな個人用グーグルアカウントを、2023年12月から削除すると正式に発表している。これは写真、メール、ドキュメントを含む当該アカウントに関連づけられたコンテンツも同時に削除されることを意味している。
1月24日、私はグーグルからの
メールで、そのようなアカウントが1つ削除待ちになっていることを知らされた。その警告は「8カ月以上」使用されていなかったアカウントに対するものであり、私には9月20日という削除予定日が伝えられた。こうしたアカウント削除の根拠はセキュリティに関わるものであり、古い休眠状態のアカウントはパスワード保護が貧弱であり、二段階認証を使用していないため、侵害される危険が大きいためだ。休眠アカウントを所有するGmailユーザーには、何らかの削除措置が行われる時期を知らせるメールが送られてくるはずだ。
休眠アカウントの削除を防ぐために必要な行動
そのようなアカウントおよびデータの削除を防ぐためにやるべきことは簡単だ。あなたにとって重要なアカウントすべてにサインインすれば、その後、利用しなくても2年の猶予期間が与えられる。つまり、「使わなければ失う」ということだが、アカウントを使用するのは散発的(2年に1度以上)でよいことは覚えておくとよいだろう。もっとも、2年間使っていないアカウントが自分にとって本当に必要かどうかは、考えておく価値があるかもしれない。なおグーグルのビジネスアカウントは対象外だ。
一部の受信メールの拒否を開始、ユーザーが知っておくべきこと
グーグルは、適切な認証を受けていない大量送信者からGmailユーザーに送られる
メールへの対抗措置を開始した。「2024年6月以降」、認証要件を満たしていないおよびワンクリックの購読中止オプションを欠くメールに対して強制措置をとることをグーグルは発表している。