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2024.03.02 17:00

一部Gmailアカウントの削除と大量送信をブロック開始、知っておきべきこと

Getty Images

Gmailのセキュリティ・トラスト担当グループマネージャーのニール・クマランは2023年10月、不要な広告メールやマルウェアからGmailユーザーを守るために新しい対策がどのように役立つかを詳しく解説した記事をブログに投稿している。投稿では、1日に5000通以上Gmailアドレスに送信する大量送信者が「メールを認証し、容易な購読解除方法を提供し、許容されるスパム率の閾値を超えない」ための方法が詳しく説明されている。
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クマランは2022年に「当社は、Gmailアドレスに送られるメールに対して何らかの形の認証を有することを義務づけを始めました。その結果、Gmailユーザーが受け取った未認証メールの数は75%減少しました」と語った。これは、悪意のある何十億通ものメールが配信される前にブロックされ、Gmailユーザーそもそもそのようなメールが送られたことを知らずにすむことを意味している

大量メール送信者は、Gmail宛てのメールが拒否されないために何をすればよいか?

Gmailユーザーとしては、何かをする必要もなく、受信箱に届くスパムっぽいメールが減り、悪意あるメールにさらされる機会が少なくなることを喜ぶだけでいい。しかし、もしあなたが、1日に5000通以上のメールをGmailのアドレスに送るような大量送信者に指名される立場にある広告業者などであるなら、注意を払う必要がある。

「スパム判定のための厳格な閾値とオプトアウトの要件が新たに設定されたことで、従来のメール戦術に頼っている多くのブランドは配信不能や収入減少、さらにはメール送信者としての評判を損なう恐れがあります」と、顧客コミュニケーションのスペシャリストであるSinchでデリバラビリティ担当副社長を務めるケイト・ノウルージーはいう。

「DMARCなどの認証プロトコルを実装し、最適なトラフィック分析を行うかどうかで、成功するか取り残されるかが決まります」とノウルージーは話す。「DMARCを導入することで、送信者は悪意あるなりすましから保護され、送ったメールが望んだ相手に確実に届くようになります。このようにDMARCは、高まるアンチスパム対策の中で、信用とデリバラビリティ(メールの到達性)に焦点を当てている顧客第一のブランドにとって、不可欠な投資なのです」
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forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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