「カップルの燃え尽き度」を測る尺度
研究チームは、カップルの燃え尽き度を測る10項目の尺度を考案した。これを使えば、恋愛関係にあるカップルが、感情的・精神的・身体的に消耗している兆候があるかどうかが分かる。次の質問について、それぞれの項目に自分がどれほど当てはまるかを考えてみてほしい。
質問:自分の結婚や恋愛関係全般について考えるとき、次のような気持ちを抱くことはどのくらいあるか。
1. 疲れた
2. 相手に失望した
3. 希望がもてない
4. 身動きが取れない
5. 自分ではどうすることもできない
6. 憂鬱だ
7. 自分は弱いと感じる
8. 自信が持てず、自分は不十分だと感じる
9. よく眠れない
10. 「もううんざりだ」
これらの感情をよく抱くのだとしたら、カップルとして燃え尽きている可能性が高い。その場合は、パートナーに相談して、自分の気持ちや思いを打ち明けることが一番だ。
あなたはひとりではないということを忘れてはいけない。燃え尽きはたいてい、招かざる客のように、パートナーとの関係のなかに、いつのまにか忍び寄ってくる。積極的に互いを支え合い、率直に気持ちを打ち明け、自分自身を取り戻すよう意識することで、燃え尽きを個人として克服しようとするだけでなく、チームとして乗り越えようと努力することになる。
まとめ
パートナーのどちらかひとり、あるいは両方が燃え尽きてしまったときに、互いに支え合おうとすることは、言葉では言い表せないほど重要なことだ。それはたとえるなら、激しい雨が降っているときに、1本の傘をふたりでさし、相手が濡れないよう互いを守り合うようなものだ。多忙なキャリアであれ、恋愛関係であれ、「バランスをとること」は、単なる選択肢ではなく、命綱だ。パートナーとの危機を乗り越え、長続きする関係を築く上でのカギなのだ。
(forbes.com 原文)