NASA探査機メッセンジャーのデータを用いて作成した水星の着色画像。表面を構成する岩石の性質の違いを示している。画像中央右上は巨大なカロリス盆地(NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington)
NASA探査機メッセンジャーのデータを用いて作成した水星の着色画像。表面を構成する岩石の性質の違いを示している。画像中央右上は巨大なカロリス盆地(NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington)
それから35年ぶりに水星を訪れ、2011年に観測を開始したNASAの探査機メッセンジャー(MESSENGER、MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry, and Ranging)は、水星の周回軌道を4000周した。2015年に推進剤を使い切り、水星に衝突するまで、メッセンジャーは表面の組成と化学的性質の特徴を明らかにし、極域の堆積物は水の氷が大半を占めるという事実の検証に成功した。