暗号資産

2023.11.06 17:00

FTX創業者の有罪判決を歓迎する香港の「Web3投資家」

ヤット・シウ(Photo by Kimberly White/Getty Images for TechCrunch)

冬を脱しつつある暗号資産市場

今回の資金調達は、ビットコインやその他の暗号資産の価格が昨年の暴落から力強く回復した後に行われた。データプラットフォームのCoingeckoによると、時価総額で最大の暗号資産であるビットコインの価格は、FTXのメルトダウンが発生した昨年11月以来に、約2倍に上昇している。この上昇は、米国の規制当局が近いうちに現物ビットコインのETFを承認するかもしれないという期待の高まりによって起きている。
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ここ最近のビットコインの反発にもかかわらず、暗号資産市場は、2021年11月のピークをまだ55%以上も下回っている。しかしシウは、業界の将来について楽観できる理由は他にもたくさんあると述べた。

「今後の12カ月から18カ月でメインストリームの導入が進むでしょう。それはゲームや教育などのカテゴリで実現するはずです」と彼はいう。「Web3のサービスを実際に試してみて、それがどんなものであるかを知った人たちは、この業界がでたらめだとは言わなくなるはずです」

2014年に設立されたアニモカ社は、ブロックチェーンゲームを開発し、昨年10月時点で400以上のブロックチェーン関連の投資ポートフォリオを構築している。同社は最近、ゲーム開発や暗号資産のトークンの上場に関するアドバイザリーを含むWeb3サービスを提供するために事業を拡大しているという。
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forbes.com 原文

編集=上田裕資

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