クラビヨは、9月と10月に上場した数十億ドル規模の企業4社のうちの1社に挙げられる。同期間には、英国の半導体設計大手Armや、ドイツのサンダルメーカーのビルケンシュトック、サンフランシスコを拠点とする食料品デリバリーのインスタカートらが上場していた。
しかし、10月20日のこれらの4社の株価の終値は、すべてIPO価格を下回った。Armの株価、IPO価格の51ドルを12%下回る48ドル、ビルケンシュトックもIPO価格の46ドルを15%下回る39ドル、インスタカートもIPO価格の30ドルを17%下回る25ドルをつけた。
また、これらの企業の株価のピーク時からの下落幅はさらに大きく、Armはピーク時から30%、ビルケンシュトックは9%、クラヴィヨは27%、インスタカートは42%下落している。
6週間の株式市場は、過去2年間でIPOが最もホットな時期となった。その筆頭とされるソフトバンクが出資するArmは、評価額545ドルで9月14日にナスダックにデビューした。同社を含む4社の上場は、IPO市場が2022年からの低迷を抜け出し、2021年のピーク時の水準に近づくという期待をもたらしていた。
ファクトセットがまとめたアナリスト予想によると、クラビヨの平均目標株価は39ドルで、35%の上昇が見込まれている。Armとインスタカートの平均目標株価はそれぞれ、62.59ドルと35.23ドルでともに20日の終値を30%以上上回っている。
(forbes.com 原文)