テクノロジー

2025.04.06 09:00

iPhoneが「ハッキングされていないか」を判断する6つのサイン

Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images

Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images

アップルのセキュリティとプライバシー機能は非常に厳格であることで知られているが、それでもiPhoneがハッキングされる可能性がまったくないわけではない。

犯罪者は常に、新旧のiOSバージョンに存在する悪用可能な脆弱性を探している。また、iPhoneユーザーも他の人々と同じようにフィッシング詐欺の試みに脆弱である。クラウドセキュリティ企業Lookoutによる昨年の調査によれば、iOSデバイスはAndroidデバイスよりも頻繁にフィッシング詐欺の標的となっていた。本稿では、iPhoneがハッキングされたサイン、ハッキングされた場合の対処法、そして将来的に安全を保つ方法について解説する。

iPhoneはハッキングされうるのか?

アップルのiOSは、その閉鎖的なエコシステム、厳格なアプリ審査プロセス、そしてハードウェアとソフトウェアに対する管理体制のおかげで、一般的にAndroidよりも安全だと考えられている。

しかし、どのようなスマートフォンでもハッキングされる可能性があり、iPhoneも例外ではない。公平を期すならば、最も一般的なハッキングの原因はユーザー自身のミスによるものだ。たとえば、フィッシングメールに反応してしまい、意図せずにマルウェア(悪意のあるソフトウェア)をダウンロードしてしまうケースだ。

また、iPhoneが侵害される別の経路としては、他のサービスのハッキングが挙げられる。例えば、ソーシャルメディアのアカウントがハッキングされ、そのアカウントと同じ認証情報(IDやパスワード)をiPhoneでも使用していた場合などだ。さらに、iPhoneをジェイルブレイク(脱獄)することも、内蔵されたセキュリティ機能を損なう可能性があるため、重大なセキュリティリスクをともなう。

iPhoneが「ハッキングされているのか」を確認する6つのサイン

iPhoneがハッキングされた可能性を示すサインはいくつかあり、その中にはすぐに気づくものもあれば、そうでないものもある。

iPhoneがハッキングされたサインの1つは、通常よりも本体が熱くなったり、バッテリーの消耗が早くなったりすることだ。同様に、動作が遅くなったり、通常よりもデータ通信量が大幅に増加したりすることに気づくかもしれない。ホーム画面に見慣れないアプリが表示されたり、ポップアップ広告が表示されたりすることもある。一方、ハッカーがあなたの家族や友人を騙そうとして、奇妙なメッセージが送信され始めることもある。さらに、自分のアカウントから不正な購入が行われているのを発見することもある。

次ページ > あなたのiPhoneはいつもより熱かったり、バッテリーの減りが早くないか?

翻訳=酒匂寛

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