食&酒

2023.11.29

高級レストランが客を「一流」と格付ける52のマナー、カトラリー編

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接待したり、されたり、あるいは交流会で知り合った上場企業役員から思いがけず会食に誘われたり──、ビジネスパーソンが格式の高い店で人に見られながら食事をする機会は、とりわけコロナ禍がやや落ち着いた今、少なくないはずだ。

実は高級店であればこそ、店は毎晩の客を見ているという。それであれば、レストラン側が一体、当夜のどんなマナーで客を「値踏み」しているのか知っておいてもよいのではないだろうか。店に「上客」と認められれば、会食相手にも当然、ポジティブなインプレッション効果があるはずだ。

ここでは、人気グルメブログ「タケマシュラン」から以下、「一流の客」と評価されるために備えておきたい50のマナーを数回に分けて転載、紹介する。

ここに書かれていることだけがかならずしも正解ではないだろうが、筆者も「強制力は無いが価値がある」マナーブックを構築したいと書いているように、ここでいったん「答え合わせ」をしてみるのは一興だろう。われわれの「今の、これまでの」マナーはどこが間違えていたのか?──実用教養情報として今夜の、来週の会食にも応用したい。

(前記事:「高級レストランは客のマナーのここを見ている。ソムリエには2要素だけを伝えよ」)

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【秘伝まとめ】高級レストランで「一流の客」と囁かれるマナー52




食事の序盤から中盤

24.ケータイをチェックするな

これも女性に多い減点ポイントです。「テーブルの上にケータイを置くな」に通じるのですが、ケータイがピコピコ光るたびに内容をチェックし返信するなどは言語道断です。目の前の料理や男性よりも、ここに居ない誰かとの繋がりが重要なのであれば、最初からこのような店に来ないほうが皆ハッピーです。ホストは物凄いコストをかけて食事に臨んでいるのだから、ゲストもケータイの電源を切ってから食事に臨むぐらいの心意気が欲しいところ。映画館で2~3時間ならガマンできるんだからフランス料理屋でも頑張って下さい。

どうしても連絡を取らなければ状況であれば「カクカクシカジカで途中途中ケータイを確認することになるがご容赦頂きたい」と事前にホストに断っておきましょう。

25.料理の香りを取れ

いきなり料理を口に放り込むのではなく、まずは香りをお楽しみ下さい。味覚とは舌先のみではなく五感の集大成です。風邪で鼻が詰まっていると、食事が美味しく感じられないのはそのためです。キノコ類(特にトリュフ)は味そのものよりも香りを楽しむ食材であることをお忘れなく。
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