食&酒

2023.11.17

高級レストランは客のマナーのここを見る。ソムリエに伝えるべきは2点だけ

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高級店であればこそ、店は毎晩の客を見ているという。それであれば、レストラン側が一体、当夜のどんなマナーで客を「値踏み」しているのか知っておいてもよいのではないだろうか。店に「上客」と認められれば、会食相手にも当然、ポジティブなインプレッション効果があるはずだ。

ここでは、人気グルメブログ「タケマシュラン」から以下、「一流の客」と評価されるために備えておきたい52のマナーを数回に分けて転載、紹介する。

接待したり、されたり、あるいは交流会で知り合った上場企業役員から思いがけず会食に誘われたり──、ビジネスパーソンが格式の高い店で人に見られながら食事をする機会は、とりわけコロナ禍がやや落ち着いた今、少なくないはずだ。筆者も「強制力は無いが価値がある」マナーブックを構築したいと書いているように、実用教養情報として今夜の、来週の会食にも応用したい。

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【秘伝まとめ】高級レストランで「一流の客」と囁かれるマナー52




前記事:高級レストランではメニューを熟読せよ。店が「一流の客だ」と唸る52のマナーより、続き)

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18.ワイン・ペアリングが無難

ワイン・ペアリング(≒デギュスタシオン)が無難でしょう。料理ごとに合ったワインを提供してくれるのはもちろんのこと、何より予算が読めるのが有り難い。ソムリエとのややこしい議論も不要であり、初心者には堪らないシステムです。

19.ソムリエに必ず伝えるべきポイントは『飲む量』『予算』

ワイン・ペアリングでない場合、ロクにワインリストも見ずに「料理に合うワインをお願いします」と下駄を全てソムリエに預けるのは避けたいところ。10万円のワインを持ってこられても、それが料理に合うのであれば文句は言えません。

ソムリエに必ず伝えるべきポイントは『飲む量』『予算』です。ほうほうと適当に頷きながらワインリストをペラペラとめくり、「白と赤1本づつを飲もうと思ってるのですが~」と『飲む量』を前置きした上で、「このあたりで食事に合わせるとすれば何が良いでしょうか?」とワインリストを指差しソムリエに意見を請います。「このあたり」で指差すのは産地でも造り手でもなく、価格です。これで満点。
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