働き方

2023.10.18 13:00

欧米のオフィス労働者、82%が雇用主にウェルビーイングの支援求める

従業員のおよそ10人に4人は、仕事中にいら立ち(42%)や疲労感(39%)、やる気の喪失(38%)を感じるという。さらに、28%は「不安を感じる」、26%は「燃え尽きた、または「気分にむらがある」と回答。19%は「憂うつになる」と答えている。

これらの人たちはその半数程度が、こうしたネガティブな感情は仕事のやる気(50%)や生産性(48%)に影響を与えるとしている。さらに4分の1は、こうしたマイナスの感情が「その企業で働く意欲に影響を与える」と答えている。つまり、従業員のウェルビーイングと定着率の間には、関連性があるということになる。

また、こうしたマイナスの感情が生まれる要因として、回答者たちは職場環境を挙げている。そして、39%はその環境を生み出すのは「仕事量」だとしている。そのほかウェルビーイングに悪影響を与える主な原因とされているのは「認められていないと感じる」こと「管理体制の不備」だった(いずれも24%)。「十分な睡眠がとれない (29%)」「ワークライフバランスを実現できない (24%)」と答えた人たちもいる。

Mindspaceの共同創業者でもあるダン・ザカイCEOは、従業員にオフィス勤務を求め、同時に最も優秀な人材を維持したいと考える企業は先進的な考えを持ち、福利厚生制度にウェルビーイング向上のためのサービスを含めることは、ぜいたくの提供ではなく、離職率を低く抑え、組織をさらなる成功に導くために戦略上、必要なことだと理解しなくてはならないと述べている。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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