オレゴン健康科学大学が行った調査では、10~12歳の子どもの薬物による自殺の試みは、2010~20年の間に5倍に増加。米国勢調査局が実施した調査では、不安障害と診断される17歳以下の子どもは、2016~20年の間に29%増加している。
推奨される家庭での取り組み
アデュセイ医師は、親たちは家庭での日常会話のなかで、感情面のウェルビーイングについて子どもとオープンに話し合える環境を作るべきだと指摘している。また、「親のストレスが軽減されることと、子どものメンタルヘルスの向上には関連性がある」として、親と子どものメンタル・ウェルビーイングがリンクしていることの重要性も、明確にしておくべきだという。
「親が自分自身のセルフケアとウェルビーイングに投資することは、健康的な行動を子どもたちに示すことであり、回復力あるメンタルヘルスの基盤を作ることでもあります」(アデュセイ医師)
(forbes.com 原文)