最近、パートナーが誰かとメールする時間が長くなっていることに気づき始めたとしよう。あなたが近づくと、相手はすぐに携帯電話を置くか、会話を別の話題に切り替える。
時間が経つにつれて、まとわりつくような考えが頭に浮かんでくる。「一体誰と話しているのだろう? なぜ隠すんだろう? 誰かに想いを寄せているのだろうか? ああ、こんなふうに感じる私は、生まれつき嫉妬深い人間に違いない」
観察された行動(あるいは「証拠」)と、それに基づく自分の解釈や仮定を意識的に区別することが重要だ。
だから、その感情を内面化して自分を「嫉妬深い人間」だとレッテルを貼るのではなく、思考プロセスの視点を変えて考えよう。
・その感情を認める。「今、嫉妬を感じているのは、理解できない行動を目の当たりにして、不安になっているからだ」
・きっかけを特定する。「2人が密かに交わす電話での会話が、私を不安にさせている」感情と行動を区別する。「嫉妬を感じたからといって、すぐにその感情を行動に移す必要はない。そう感じるのは構わない。だが、それにどう対処するかが重要だ」
・建設的なコミュニケーションを選択する。パートナーに非難を浴びせるのではなく、双方とも気が散ったりストレスが溜まったりしない時間を選ぼう。疑心暗鬼になるのではなく、純粋な興味と関心を持ってその話題に触れよう