サービス

2023.08.22

アプリで依存症を「治療」するスマート医療の効果とは

プレスリリースより

治験により医学的エビデンスが示され薬事承認された治療アプリがある。患者ひとりひとりに最適化したうえで医師が「処方」するという、依存症と生活習慣病をターゲットにしたアプリだ。アプリを開発したCureApp(キュアアップ)がその理解と普及を目指し、スマート医療を一般向けに説明するサイトを開設した。

2人の医師が2014年に創業したCureAppは、ニコチン依存症などの依存症や高血圧などの生活習慣病治療用アプリの開発、臨床試験、治験、提供を行っている。ニコチン依存症向け治療用アプリは2020年に保険適用となり販売を開始、高血圧症向け治療用アプリは2022年に保険適用となり販売が開始された。現在は、この高血圧症向けとニコチン依存症向けの2つのスマート療法が提供されている。

患者にとって、スマート療法の特徴は大きく3つ。診療が終わって病院を出ると薄れがちな治療への意識をつねに持ち続けられること、運動などがアプリの支援で楽しく継続できること、日ごろの頑張りを医師と共有でき、具体的で的確なアドバイスがもらえることだ。

こうした、医師の診断のもとにアプリを活用して効率的に治療を進める療法は欧米が一歩リードしていたが、こちらは「日本発のイノベーション」だとCureAppは言う。現在は、日本全国の775の医療機関がこれに対応。今後は、糖尿病、アルコール依存症、慢性腰痛症のためのアプリも登場する予定だ。「スマート療法」は生活習慣病対策の切り札というよりはむしろ、「薬じゃない治療法」という新しいひとつの選択肢として知ってもらいたいということだ。

「スマート療法紹介サイト」はこちら
URL : https://is.gd/zsAgSo

プレスリリース

文 = 金井哲夫

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事