食&酒

2023.08.17

レアな海老味噌と弾む身が絶品のガンベロロッソ 船井総研 真貝大介の推しメシ

船井総合研究所 真貝大介の推しメシ レアな海老味噌と弾む身が絶品のガンベロロッソ

社会で活躍するリーダーや、著名なビジネスマンたちのパワーの源は何なのか?彼らの「パワーフード」から探るシリーズ。

今回は、船井総合研究所 代表取締役社長で社長執行役員の真貝大介さん。神戸大学経営学部を卒業後、船井総合研究所に入社。士業コンサルティング部門を、同社の主力三大業務のひとつになるまで育てあげた後、金融財務コンサルティング部門の立ち上げも主導。2020年3月、現職に就任した。中堅・中小企業向けの総合コンサルティングやDXコンサルティングの領域拡大を牽引し、業種・業界別の成長実行支援を主力として、全国で5000社以上の経営者を支援している。

そんな真貝さんの味の記憶は、実にワールドワイドだ。幼い頃によく食べていたのは、地元にあったロシア料理店で出されていた名物料理を、お母様がアレンジしたサーモンライス。

「『サーモンライス』と検索しても、ズバリそのものは表示されませんが、サフランライスに鮭缶とホワイトソースで味つけした料理は特別で、今は妻がその味を受け継いで作ってくれています」(真貝さん)

さらに大学時代には、スペインのチュロスに大ハマり。

「ドーナツ屋さんやテーマパークで売っているチュロスではなく、本場スペインの100%オリーブオイルで揚げて、ホットチョコレートをディップして食べる本格志向のお店でした。そのチュロス屋さんでアルバイトしていたのですが、毎日食べても飽きない美味しさで!ところが、1年生の時は行列ができる人気店だったのに、毎年毎年売上が落ちていき、卒業する頃には閑古鳥が鳴くように……」(真貝さん)

真貝さんは大学で経営学を専攻していたこともあり、当時はアルバイトなりに再びお店が繁盛するようにと色々試してみたのだとか。その経験が、後に船井総合研究所の門を叩くきっかけになった。

食の探訪は、香港・尖沙咀の路地裏でも。真貝さんは朝の散歩がてら偶然訪れたお店で、忘れられない味に出会う。

「先輩から、店前でワンタンを作っている店は間違いない、と教わっていたので勇気を出して店に入ったところ、絶品の海老ワンタンにありつけました。あまりに路地が入り組んでいて、記憶を辿っても再訪するのは難しく、もはや一期一会になりましたが(笑)。アジアでの朝食はホテルでとるのではなく、散歩して現地の名店を探索するという楽しみを覚えた体験でした」(真貝さん)

そんな数々の経験を重ねてきた真貝さんの「推しメシ」は、港区芝にあるイタリアンレストラン「パスターヴォラ」のガンベロロッソだ。ガンベロロッソとは、イタリア語で「赤いエビ」を意味する。赤海老を軽く炙り、レアな味噌とほんのり甘いぷりぷりの身を堪能できる絶品は、真貝さんをオンでもオフでも元気付けるパワーフードだ。
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文=中村麻美

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