リーダーシップ

2023.08.12 10:00

「あがり症」を克服するのに役立つ大事なヒント

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「これからプレゼンをするんだけど……すごく緊張する!」

サラ・ブレイクリーが最近投稿したインスタグラムの書き始めはこのような言葉だった。アパレルブランドのスパンクスを創業し、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」、フォーブスの「世界で最もパワフルな女性」の1人である億万長者のサラ・ブレイクリーのこの言葉は、生々しい本物の感情だと感じる。サラ・ブレイクリーがプレゼン前に緊張するのであれば、私たちも緊張するのは道理に適っている。

人前で話すことはなぜ難しいのか?

人前で話すことへの恐怖は、死、クモ、高所恐怖症に次いで最も一般的な恐怖症だ。現在、米国精神医学会では社会不安障害とみなされており、PSA(Public Speaking Anxiety)またはスピーチ恐怖症(グロッソフォビア)などと呼ばれている。この症状の有病率に関する統計は数多く、米国人口の75%近くが罹患していると主張する専門家もいる。

しかし、私たちは1日中話している。電話でも、ズームでも、同僚のオフィスでも。では、集団の前に1人で立つと、なぜこうも勝手が違うのだろうか?

・それは本能だ

危険から私たちを守るのと同じ複雑な身体反応(闘争または逃走反応)が、人前で話す不安の根底にある。ストレスを感じると、私たちの身体はストレスホルモンを分泌し、脳の記憶を司る部分をシャットダウンする。気がつくと、頭が「真っ白」になり、何度も練習した気の利いた冒頭のセリフを忘れてしまう。

・私たちは完璧を求めてしまう

通常、人前で話す人は、発表する内容よりも、発表する行為に集中しすぎてしまう。そして、自分が評価されることを心配し、悪いパフォーマンスは自分のイメージや信頼性に悪影響を及ぼすかもしれないと考えてしまうのだ。

・インポスター症候群に陥ってしまう

特に年上の人にプレゼンするときは、自分がその仕事にふさわしいかどうか心配になる。聴衆に何かを教えるだけの資質が本当に自分にあるのか、疑問に思うことがある。

・単にスキルが足りないこともある

大多数の人は、ステージの上で「くつろぐ」ことができない。幸いなことに、効果的なスピーチをするスキルは、準備と練習によって磨くことができる。
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翻訳=江津拓哉

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