5. クリエイティブに
望遠鏡や望遠レンズで撮るような満月のクローズアップ画像は、スマホで撮れるものではない。ここは実験のチャンス、誰かと同じものを撮ることはない。Lordは「創造性が鍵。誰かに写真の前景に立ってもらったり、写真映えする木や建物の前から撮るのもいいでしょう」という。教会のシルエットは、写真をちょっと変わったゴシック風にしてくれる。ほかのクリエイティブなアプローチとしては、月光が湖(水たまりでもいい!)に映るところや高いビルの間に見える満月などがある。6. HDRモードを使う
iPhoneは自動的にHDR(High Dynamic Range)を使用するが、一部の古いモデルでは設定でHDRをオンにする必要がある。HDRとは基本的に画像の暗い部分を際立たせる技術であり、満月が昇る時や、画像を魅力的にしたいような時に効果がある。7. いろいろな設定を試す
iPhoneをナイトモードにすると、暗い場所でもきれいな写真を撮りやすくなるが、満月は非常に明るいため「標準」モードの方が良い場合もある。また「AE/AFロック」を月に合わせよう。画面上で指を1秒ほど押して対象を選択、その右に表示される明るさ調整カーソルを上下させて月と周囲、両方に適した露出を選ぶことができる。ISOやシャッター速度などを手動で設定する方法もある。そのためにはLivePhotosなどの機能を活用して間接的に設定したり、サードパーティのカメラアプリを使う必要があるが、シャッター速度を変えて実験してみることをLordは勧めている。各地の日の出/日の入り、月の出/月の入りの正確な時刻については、気象庁のウェブやこちらのサイトなどを参照してほしい。
(forbes.com 原文)