それに昨年、トヨタとしての初の電気自動車「bZ4X」を出したし、2023年後半にはレクサス初のEV「RZ」を導入予定。先週は、人気車種「アルファード」の新型車も披露され、アメリカでは北米専用仕様の「スープラ」も出たばかり。
そして、日本でも購入できるかなりエッジーな大型SUV「レクサスGX」の新型車も大々的に披露された。テキサス州で発表されたこの本格オフローダー「GX」の新型車は、ランドクルーザーと同様の「トヨタTNGAプラットフォーム」を採用し、非常にパワフルな3.5L V6ツインターボを搭載。しかし、何と言ってもGXの最も印象的な変更点は、その大胆でボクシーなエクステリアデザインだと思う。
過去10年間のレクサスのデザイン言語の特徴であった滑らかで流れるようなエクステリアラインから、非常にシャープに変身している。同車はアイデンティティーの強化を狙っている感じがする。象徴的なスピンドルグリルとトリプルビームLEDヘッドランプは、フロントマスクの向きが若干異なるとはいえ、紛れもなく力強いレクサスGXの存在感を示している。この迫力満タンの外観なら、「ワイルド・スピード」続編の悪役にうってつけではないか。