ビジネス

2023.07.12 07:30

日本は「世界で最も傘を廃棄する国」、レンタル循環で汚名返上なるか

WebマガジンSo-gúd

他には2020年6月にアイカサ・ジップロック(R)・テラサイクル・ BEAMS COUTURE 4者協働でジップロック(R)をリサイクルした傘のシェアリングサービス『Ziploc RECYCLE PROGRAM』を実現しました。
ゴミになるものが傘に生まれ変わった素晴らしい取り組みだったと思っています。今後もさまざまな企業さまとコラボしながら、傘自体をサスティナブルな存在にしていけたらと考えています。
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──「アイカサ」とはどんな存在ですか?



当社は「雨の日を快適に、ハッピーに」と「使い捨て傘ゼロへ」という2つのスローガンを掲げて活動しています。雨の日は気分が落ち込みがちだったり、経済活動も鈍くなりがちだったりマイナスなイメージを持たれることが多いと思います。
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そんな憂鬱な気分の日でも「アイカサ」があることで「ちょっと歩いて買い物に出かけてみよう」、「雨の日はエコに貢献できる日」といった楽しくハッピーになれるような存在でありたいと思っています。

「アイカサ」を使ったことがない方にとって、利用開始のハードルがまだ高いと思います。ただ、実際に使用した方は「予想以上に簡単に利用できた」という声を多くいただきますので、ぜひ一度使ってみてその手軽さを体験してみて欲しいです。

そして令和の子どもたちが大人になった頃、「アイカサ」のサービスが浸透した時「昔は傘を使い捨てていたんだよ」と自分の子どもに伝えているほど傘のシェアリングサービスが普及している未来が訪れて欲しいです。

──本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

編集後記

私自身も急な雨に降られて、家に何本かあるビニール傘を思い浮かべながらも傘を購入した経験が何度もあります。その度に次こそはちゃんとした傘を1本買って、雨の日は持ち歩こうと心に決めるものの……やはり突然の雨には対応しきれないのが現実でした。「アイカサ」を使えばこういった悩みが解決できるのです。

そして少し先の未来では「昔は傘を使い捨てていたんだよ」と子どもたちに話すと「え!信じられない!」という反応が返ってくる……そんな未来を加藤さんのお話から見せていただくことができました。人が移動の拠点とする全てのスポットに「アイカサ」が設置された未来には、傘を買う必要すらなくなっているかもしれません。



新井 那知◎So-gúd編集部。埼玉県・熊谷市出身。渋谷の某ITベンチャーに就職後、2016年にフリーランスライターとして独立。独立後は、アパレル、音楽媒体、求人媒体、専門誌での取材やコラム作成を担当する。海外で実績を積むために訪れたニューヨークで、なぜかカレー屋を開店することに—-帰国後は、クライアントワークを通してライターとして日々取材や編集、執筆を担当する。料理と犬、最近目覚めたカポエイラが好き(脚技の特訓中)。


(本記事は「So-gud」の転載記事である。)

文=新井那知

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