ライフスタイル

2023.07.03 09:00

スマ留「逆転発想」で過去最高売上、語学学校のスキマ時間利用

石井節子
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スマ留を通して「1億総留学社会」の実現を


───これから挑戦したいことは何かありますか?

弊社では「1億総留学社会へ」という言葉を掲げています。つまり、すべての日本人が留学できる社会を実現したいですね。しかし現段階では、ただの綺麗事です。

先程もお話した通り、日本人は留学人口が低いのに加えて、留学費用自体が高いという問題を抱えています。なので、まずは料金面を徹底的に改善していくことが大切だと思っています。

───留学する日本人を増やすには、料金面の負担を軽減すること意外に何か大切なことはありますか?



料金面での改革はもちろん、留学というイメージ自体を変える必要があると思うんです。

”旅行”という言葉は気軽に海外へ行けるように聞こえるのに、“留学”という言葉になると一気に難易度の高いものに感じてしまいますよね? ですが、『留学したい!』という誰かの想いを叶えられる存在が、スマ留でありたいと思っています。

このような背景もあり、最近リリースしたクリエイティブのキャッチコピーを『しちゃえ 留学。』にしたのも、留学をしたい誰かの背中をポーンっと押せるようなコピーにしたかったからなんです。

───確かに、「旅行」は気軽に聞こえるのに、「留学」と聞くと一気にハードルが上がりますね。

そうですよね… なので、弊社としては今後、旅行ニーズに対応したサービスも展開していく予定です。留学のハードルの高いイメージを変えるために、世の中に発信していきたいのが「語学旅行」という新しい考え方です。

数週間でも良いのでスマ留で“語学旅行”に行ってもらう、そして従来の留学のイメージを変えて、世の中の人がどんどん留学に行き、市場が膨れ上がっていく先駆けを作りたいですね。

そのためにもう弊社の心でもある経営理念である「みんなの成長をつくる会社。」という言葉を大切に、留学という経験を通して、人が成長できたり、時間・空間・お金の成約に関係なく、挑戦できたりするソリューションをこれからも提供していきたいですね。



───ありがとうございます。最後に神田さんにとって、スマ留(株式会社リアブロード)はどのような存在ですか?

最後に難しい質問がきましたね(笑)。

そうですね、一人ひとりの成長が作れる場所が、株式会社リアブロードという存在だったら嬉しいです。先程も少し話しましたが、弊社は関わる人たちの“成長”を作る会社です。

今はスマ留をはじめとした、留学に特化したサービスと毎日真剣に向き合っていますが、一人ひとりの成長が作れるビジネスモデルであれば、留学ビジネスだけにこだわる必要はないと思っています。

 

そのため弊社では『まずやってみよう!』ということを大切にしています。入社して一週間目のメンバーでも、まずは挑戦してみる──仮に失敗しても『失敗した経験が手に入ったからいいじゃん!』というスタンスでいます(笑)。

私も精進しなくてはいけないですし、理想の環境を作りきれているかと言われるとまだまだ未完成なのですが、代表取締役というよりは、 “皆の父ちゃん”みたいな存在で弊社と関わってくれた方の成長を応援していきたいですね!

───素敵です…私も思わず働きたくなりました! 本日は貴重なお時間をありがとうございます。


編集後記

今回の取材を通して感じことは、従来の留学を取り囲む環境は、一変しつつあるということだ。海外留学に行くことがすべてではないが、留学行き、違う文化や人に触れことは人生の視野や可能性を広げることに繋がると思う。「大学生でお金がないから…」「社会人で留学準備の時間がないから…」このような悩みを抱えている方は、『しちゃえ!留学。』の気持ちで、スマ留を通して海外留学への一步を踏み出してみてはいかがだろうか?



新井 那知◎So-gúd編集部。埼玉県・熊谷市出身。渋谷の某ITベンチャーに就職後、2016年にフリーランスライターとして独立。独立後は、アパレル、音楽媒体、求人媒体、専門誌での取材やコラム作成を担当する。海外で実績を積むために訪れたニューヨークで、なぜかカレー屋を開店することに—-帰国後は、クライアントワークを通してライターとして日々取材や編集、執筆を担当する。料理と犬、最近目覚めたカポエイラが好き(脚技の特訓中)。
(本記事は「So-gud」の転載記事である。)

文=新井那知

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