スタートアップ

2023.06.20 19:00

プログラミング知識不要でAIをビジネス活用、FLUXが44億円調達【6月第3週資金調達まとめ】

LayerX

調達額:26億8000万円
調達先:JICベンチャー・グロース・インベストメンツ / 三菱UFJイノベーション・パートナーズ / DIMENSION / UB Ventures / SuMi TRUSTイノベーション投資事業有限責任組合 / みずほキャピタル
備考:シリーズAセカンドクローズ

クラウド型経理DX支援システム「バクラク請求書」などの運営を手掛けるスタートアップ。
「バクラク請求書」は、請求書の受け取りから経理の会計処理・支払処理までを一気通貫で自動化することができるサービスだ。

クラウドで完結するので、テレワークでも請求書処理を進めることが可能。

同サービスは、請求書受取から支払処理までの時間を70%削減するなど、経理業務の効率化を実現している。

同社はその他AI、ブロックチェーン技術を用いた様々なサービス、プロジェクトを展開し、経済活動のDX化を推進している。

2023年6月には、シリーズAセカンドクローズにおいてJICベンチャー・グロース・インベストメンツ、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、DIMENSION、UB Ventures、SuMi TRUSTイノベーションファンド、みずほキャピタルを引受先としたシリーズAセカンドクローズ26億8000万円の資金調達を実施し、シリーズAラウンドでの累計調達額は約82億円となった。

今回の資金調達により、AI・LLMも含めたバクラクシリーズの機能追加・開発費のほか、認知度向上を目的としたマーケティング費用、人材採用のためなどに使用する予定だ。

そして、バクラク事業の開発・セールス・マーケティングなどの展開をより一層加速させ、さらに多くのお客様にバクラクな体験をお届けし、バクラク事業、Fintech事業、PrivacyTech事業のさらなる成長に加え、これらに次ぐ第4、第5の事業の創造にも取り組んでいく方針だ。

メタジェンセラピューティクス

調達額:6億円
調達先:スパークス・アセット・マネジメント / 日本ベンチャーキャピタル / みずほキャピタル / SMBCベンチャーキャピタル
備考:シリーズAセカンドクローズ

マイクロバイオームサイエンスを活用した創薬・医療事業を展開する東京工業大学発スタートアップ。

同社は腸内環境情報を基盤とした創薬事業を推進するため設立されたメタジェンの関連会社だ。

メタジェンと連携し、これまでにメタジェンが蓄積してきた腸内デザインに関する知見やノウハウと国内外の腸内細菌研究ネットワークを活用し、“腸内細菌創薬プラットフォーム”の構築を目指している。

国際的にもユニークで競争力のある腸内細菌創薬スタートアップとして、日本やアジアの食生活環境下で育まれた腸内環境データを活用し“腸内デザイン”を可能とする創薬事業を進めている。

2023年6月には、スパークス・アセット・マネジメント、日本ベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資により、シリーズAセカンドクローズにて総額6億円の資金調達を実施した。

シリーズAの総額は17億円、またこれまでの累計調達額は19億3000万円となった。

本資金調達により、腸内細菌叢移植の社会実装へ向けた“腸内細菌叢バンクの構築・運用”や“腸内細菌創薬プログラムの研究開発”を加速し、FMTの社会実装を支援、推進するとともに、国際競争力のある日本発のマイクロバイオーム医薬品の開発を目指していく。
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文=STARTUP DB

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