アプリからのデータ漏洩に対する自己防衛に万全を期すためにも「Appのプライバシー」の確認をおすすめしたい
各デベロッパがそれぞれのフォーマットで公開するプライバシーポリシーを細かく読み解くことは苦手という方も、プライバシーポリシーのサマリー(要約)版とも呼べる「Appのプライバシー」をインストールする前にチェックする習慣を身につけておきたい。アプリが収集するデータを、周囲と共有する段階などで適切に扱えるようになるからだ。
WWDCでヘルスケア関連の大きな発表もあるのか?
アップルのデバイスが採用する各OSのプライバシーに関する機能やサービスの進展は、毎年WWDCでも重要なトピックスとして扱われる。アップルのプライバシーポリシーが明らかになると、世界のデベロッパも秋以降のローンチに照準を合わせて新しいアプリ、サービスやデバイスの開発をスタートする。「ヘルスケア」アプリで管理できるユーザーの健康データも日々その内容が拡充されている。直近ではiOS 16以降からユーザーの視力とその測定記録が「メガネ/コンタクトの処方箋」として、アプリから登録できるようになった。
アップルが初のアイウェア型スマートデバイスを、今年のWWDCの開催に合わせて発表するのではないかというウワサがまことしやかに流れている。ヘルスケアデータに登録したユーザーの視力データと連動して「見え方」を自動調整する機能を持ち合わせたスマートデバイスが現実のものになればおもしろそうだ。
Apple Watchにユーザーの血圧や血糖値を測定できる機能が追加されるのではないかとも長らくウワサされている。「ヘルスケア」アプリにはそれぞれの健康データを、ユーザーがマニュアルで入力・管理できる項目がすでにある。自身の健康データをセキュアに扱えるアップルのデバイスならば、血圧計を搭載するスマートウォッチも喜んで使いたいと筆者も思う。
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