食&酒

2023.05.17

急拡大する韓国ウイスキー市場 初の「国産」には長蛇の列

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昨年4月、韓国で「キムチャンス」という名のウイスキーが登場した。これは原液製造も瓶詰もすべて韓国で行われるので、初めての韓国産ウイスキーだと言える。

最初に出た「336本」は完売で、今年の2月には3番目の「キムチャンスウイスキー」が販売されるというニュースが流れると、2日前から店の前に長蛇の列ができた。しかし、「キムチャンスウイスキー」をつくっているのはスタートアップ企業で、完売が続いても収益性がまったくないという。

とはいえ、韓国でのウイスキーの市場はどんどん拡大している。そこで、韓国の財閥であるロッテや新世界が、済州島にウイスキーの蒸溜所をつくるということなので、数年後にはそうした韓国産のウイスキーが流通することになるかもしれない。

ただそれまでは、海外から原液を買ってくるウイスキーや日本をはじめとするウイスキー大国からの輸入品が、韓国の若者たちの舌をうならせることになるだろう。

文=アン・ヨンヒ

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