外見は、シャギーカットのぼさぼさ髪で、アルマーニのTシャツにジーンズ、そしていつもルイ・ヴィトンのベルト(偽物)をしている。いわゆるY2Kファッションで、ジーンズの代わりに半ズボンを履くときもある。そしてジェレミー・スコット×アディダスのリミテッド版のホワイトローファーを履いている。
タナカさんの主な活躍の場はYouTubeなのだが、最近はテレビ、雑誌、CMにも活躍の場を広げている。彼のYouTubeなどを見ていると、韓国の食べ物をとんでもない食べ方で食べたり、絶妙に日本語と韓国語を取り混ぜて使っていたりして、その笑いのツボにはまったりする。
特に、食べ物をつくるときに、日本語で「おいしくな~れ、おいしくな~れ、モエモエキュン」を連発することから、最近この「おいしくな~れ、おいしくな~れ、モエモエキュン」は、韓国の流行語になりつつある。それ以外にも「ちょっと待ってな」「1、2、3、始まるよ~」「そうですね」などもウケている。
父親の名前はタナカ・キャベジン?
タナカさんは当初はロッカーを目指していたが、それもかなわず、YouTubeでモッパン(食べ物を食べる動画)を配信していた。
通常モッパンは大食いを披露する場合が多いが、タナカさんの場合は、食べ物のつくり方や食べ方を日本人らしく間違えて食べることで笑いをとっていた。例えば、インスタントの汁なしのビビム麺を普通のラーメンのようにして食べるとか、ジャージャー麺をソースも付けずに麺だけを食べたりするなどとかである。
また、「麻薬キムパプ」という海苔巻きがあるが、麻薬が入っているわけではなく、麻薬が入っているかと思えるほど中毒になる海苔巻きという意味である。これをいとも麻薬が入ったアブナイ食べ物かのように紹介して笑いを取ったりもする。
つまり、韓国人としては普通でも、外国人目線で見るととんでもない食べ物の名前などを的確に表現しているわけだ。彼の紹介する「シアッホットク(種焼き)」や「スルグク(酒汁)」「ブンオパン(タイ焼きのようなもの)」は、すべて文字通りのモノとして食べようとするので、それが韓国人としては「目から鱗」になる。
そしてタナカさんは、韓国のウィキペディアというべき、ナムウィキにも「タナカ・ユキオ」として記載されている。ナムウィキの情報によれば、タナカ・ユキオは、1994年4月26日生まれの東京都出身、新宿歌舞伎町でホストをしていたとある。また、家族の欄には、父親タナカ・キャベジン、母親タナカ・オオタイサン、兄弟タナカ・ミウラとある。