持ち込みは「高くつく」?
自分でスピリッツを持ち込み、無料のジュース類で割って飲めば良いではないかと思う人もいるかもしれない。だが、アルコールの持ち込みは、かえって高くつくことになりかねない。米連邦航空局(FAA)は、乗客が個人的に持ち込んだ酒類を機内で飲むことを禁じている。また、アメリカン航空の客室乗務員組合は昨年、飲酒が乗客の態度に及ぼす影響を考慮し、機内での飲酒を2杯程度に制限するよう会社側に要請した。
FAAは2021年、飲酒の影響で問題のある行動を取った乗客ら合わせて8人に、総額16万1823ドルの罰金を科している。最も高額の支払いを命じられたのは、カリフォルニア州のサンノゼからサンディエゴまでの短距離便に搭乗していた乗客だ。
この乗客は、客室乗務員の制止を無視して持ち込んだラム酒を飲み続け、乗務員に暴力を振るい、さらにトイレで大麻を吸ったという。その結果、4万823ドルの罰金を科された。機内で飲むカクテルの値段が少々高いと感じても、飲むなら適正なかたちで飲むのが得策だといえる。
(forbes.com 原文)