現在、仕事で英語を使っているビジネスパーソンのうち、3人に1人は「ビジネスで英語を使うようになると想定していなかった」と回答している。備えあれば憂いなし、日頃からの準備や鍛錬が必要、ということか。
グラフには出ていない数字だが、現在の英語レベルは「初心者以上(簡単な基礎は知っている)」が最も多く37%、ついで中級者(基礎を超えても大丈夫)」が31.6%だった。
73.9%が「仕事で英語を使いはじめたときと現在を比べると、英語力が向上した」と回答。だが「未だ理想とする英語力と比べギャップがある」は86.3%にものぼった。
実際に82.9%の回答者が「英語がわからず困った」経験があるようだ。また、現在の英語力レベルが上級者(流暢)の回答者でさえも、半数以上が英語に困った経験があると答えた。
このように、慣れない言語での仕事での苦労がある反面、31.6%が「仕事で英語を使うことが自身のキャリアに良い影響を与えていると非常に思う」と回答。「やや思う」を合わせると80%近くが「良い影響」と回答した。ビジネスの機会が広がり、キャリアアップやキャリアの選択にプラスであるようだ。
さらに、半数以上の回答者が「会社から英語を学習するよう指示を受けている」と回答した。
仕事のための英語学習の経験、あるいは現在学習中」が83.2%。実際にビジネスで英語を使うビジネスパーソンは英語学習の必要性を強く感じ、実践もしているようだ。
8割以上が3カ月以上の英語学習を行っていると回答。
学習を行っている人のうち、55.6%は半年以上の学習を継続しており、3カ月以上の学習者を入れると82.6%にものぼった。
なお、やはりグラフにはないが、学習頻度に関しては、「週3日以上」が60%と驚くべき数字だった。学習時間も比較的長く、「3人に1人が1時間以上」の英語学習を行っていると回答している。
調査方法:月に2回以上仕事の実務で英語を使っている全国のビジネスパーソン970人を対象にインターネット調査
調査実施日:2023年3月30日〜4月6日