ジェームズ・キャメロン監督がメガホンを取ったこの作品は、全世界の累計興行収入が23億ドル(約3071億円)以上に達しており、世界歴代ランキングでも第3位に入る大ヒットを記録している。それでもマリオ映画は、滑り出しがこれだけ順調だったことからいって、ライバル作品と比べてもかなり早い段階でこのレベルに達すると、筆者は確信している。
また、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が2023年に最も多くの興行収入をあげるアニメ映画になることも、ありうる話だ(今に至っては、おそらく「十分ありそうな話」といってもいいだろうか?)。
こちらについては、ピクサーの最新作『マイ・エレメント』(米国では6月16日、日本では8月4日公開予定)と、ディズニーの『ウィッシュ』(米国では11月22日、日本では2023年冬公開予定)の成績次第というところだろう。
とはいえ、近年、ピクサーとディズニーの両スタジオが公開したアニメ作品の興行収入は、『アナと雪の女王』や『トイ・ストーリー』のような過去の大ヒットシリーズの続編を除けば、往年の勢いはない。現時点では、アニメ映画部門で2023年の興行収入トップの座に輝くのは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』だと、私は予想している。今後の動きに注目したい。
(forbes.com 原文)