今週の天体観測と夜空(昼間の空も!)について知っておくべきことを以下に挙げる。
4月20日木曜日:新月と金環皆既日食
この日、月は太陽と地球のちょうど中間にくる。この月を見ることができないのは、太陽の光の中に消えているからであり、さらには輝いている面が地球の反対側にあるからだ。しかしインド洋、ティモール海、および太平洋を通る狭い日食経路の中に居る幸運な人たちは、珍しい「金環皆既日食」を体験できる。地球の曲面のために、月が瞬間的に遠くへ行きすぎ太陽を覆うには小さくなりすぎるが、ごく短い時間、月の影が地球の端を通過する。そのため、部分的な「金環日食」が2回(いずれも海の上から)見られる。一方、月と地球の距離が近づく地球の膨らんだ部分では、月がちょうど太陽を隠す大きさに見えるようになり、メインイベントである皆既日食が人々を魅了する。
オーストラリアのエクスマウス、ティモール諸島、西パプアなどで撮影された写真が世界中のSNSに載るところを見よう。