米公共ラジオ(NPR)に続き、米公共放送PBSもTwitter(ツイッター)の利用を停止した。公式アカウントに「政府出資メディア」のラベルが追加されたことが理由。PBSでは、連邦政府からの資金が収入の15%を占めている。
PBSの広報担当者ジェイソン・フェルプスはブルームバーグ通信に対し、このラベル追加を受け、公式アカウントからのツイートを停止したと説明。ツイートを再開する予定は現時点ではないと述べた。
PBSのメインアカウントは、4月8日を最後に投稿を行っていない。ラベルはPBSのメインアカウントにのみ追加され、地方支局を含む関連アカウントには表示されていない。
イーロン・マスクが所有するツイッターは、公的資金を受ける報道機関との争いを繰り広げている。ツイッターは先週、NPRに「国家当局関係メディア」というラベルを追加。このラベルは「国家が財源や直接的/間接的な政治圧力をもって報道内容を統制したり、制作および配信を管理したりする報道機関」を示すものと説明されている。
NPRのジョン・ランシングCEOはラベルの追加について「容認できない」と反発。ツイッターは数日後、NPRのラベルを「政府出資メディア」に変更した。NPRは連邦政府からの資金援助を受けているが、その割合は年間予算の1%に満たない。NPRは12日、これらのラベルを理由に、
ツイッターから撤退した。
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forbes.com 原文)