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2023.04.13 13:30

ツイッターの未来について、テック業界が最も懸念していること

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私は、Twitter(ツイッター)を2006年のサービス開始当初から使ってきた。友人や家族とつながるために使うことの多いFaceboook(フェイスブック)と異なり、主にニュース情報源として活用したり、自分が書いたコラムや会社で行っている調査研究を投稿したりしている。

情報源としてのツイッター利用は、私をはじめとするテクノロジー業界関係者の多くにとって有益だ。私の場合、ニュース速報、ニュース分析、ニュース関連特集ならば、まずツイッターで確認する。偏った意見も多いが、そうしたコンテンツはできるだけ受け流すよう心掛けている。

物議を醸しているイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)にとっては、ニュース情報源としてツイッターと競合する存在はすべて、気まぐれで振り回す対象だ。一部の競合他社は、高圧的なやり方でレッテルを貼られていると訴える。

私たちは先週、偏見と利権を有する一個人が、競合するニュース情報源に関連して、ツイッターのような不可欠なメディアを完全にコントロールできてしまう危険性を示す実例を目の当たりにした。

米ネットメディアAxios(アクシオス)のサラ・フィッシャー記者は、「競合製品や自分が嫌う意見に対するイーロン・マスクの衝動的な反応は、ツイッターで最もエンゲージメントの高いユーザーの代表格に含まれるメディア業界に桁外れの影響を及ぼしている」と最近の記事に書いている。

記事はこう続く。「マスクは9日、政府から何らかの資金援助を受けている一部メディアに『政府出資』という新たなラベルを付与した。これには(米ラジオ局)NPRや(英放送局)BBCも含まれている」

「BBCはこの動きに反発し、同社は独立しており、受信料を通じて英国民から資金提供を受けていると反論している。NPRのビジネス記者であるボビー・アリンは、マスクがこのラベルを『より多くの機関』に適用する計画だと報じたが、具体的にどのように使うつもりかは不明だ

「マスクは、個人的に嫌いな報道機関やジャーナリストを標的とした行動を取りがちなことで知られており、そうした行動がツイッターのポリシーになぜ違反しているのかは、きちんと説明されないことが多い」
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編集=荻原藤緒

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