トム・クルーズが主演する映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(以下、ファイナル・レコニング)に対する初期のレビューが発表された。批評家たちは、クルーズが最後のミッションを十分に果たしたと感じているのだろうか?
同シリーズは、1996年、映画『ミッション:インポッシブル』で幕を開けた。トム・クルーズは主演として、不可能作戦部隊(IMF、Impossible Missions Force)に所属するイーサン・ハントの役を演じている。『ファイナル・レコニング』は、2023年公開の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』に続くシリーズ8作目となる。
『ファイナル・レコニング』のワールドプレミアは、2025年のカンヌ国際映画祭において5月14日に実施された。この映画は今週初めに批評家向けに上映されたため、これまでのところ、この映画に対する批評は、米国内の批評家か、カンヌでこの映画を観たジャーナリストからのものである。
公式が発表している同作品のイントロダクションは以下の通りだ。
「すべての『ミッション』はここにつながる。映画の常識を変え、不可能を可能にし続けてきた『ミッション:インポッシブル』シリーズの集大成にして最高傑作『ファイナル・レコニング』。トム・クルーズ演じるイーサン・ハントの運命は? そしてタイトルが持つ『ファイナル』の意味とは?」
クリストファー・マッカリー監督による本作は、『デッドレコニング PART ONE』の続編となる。その前作では、イーサンとIMFの仲間たちは、「エンティティ」と呼ばれる、自己認識を持つAIプログラムが世界を破壊するのを阻止しようと奮闘する様子を描いた。
『ファイナル・レコニング』にはトム・クルーズの他、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、イーサイ・モラレス、アンジェラ・バセット、ポム・クレメンティエフ、ヘンリー・ツェニー、ホルト・マッキャラニー、グレッグ・ターザン・デイヴィス、シェー・ウィガム、ニック・オファーマン、ハンナ・ワディンガムらが出演する。
同作品は、Rotten Tomatoesの批評家による87件のレビューで、全体の89%が高評価だったことから「Fresh(フレッシュ)」の評価を獲得している。
Rotten Tomatoesの批評家コンセンサスでは、「アクション、上映時間、スコープともに最大級の『ファイナル・レコニング』は、独特のセンスを持ち、これまでのミッションで不可能を可能にしてきたイーサン・ハントとの感傷的なお別れである」と評されている。
この映画は5月23日まで劇場公開されないため、認定ユーザーからの評価に基づくRotten Tomatoes Popcornmeterの評価はまだ掲載されていない。