2023.04.16 12:00

世界の名車が並ぶ中、日本が生んだ最高のEVが注目の的に

日本発の新しいEV「エイムEV Sport 01」が大きな注目を浴びた。

コンバーチブルのスーパーカー、『MC20チェロ』をオートモビルカウンシルで日本初披露したマセラティは、希少で美しい『ミストラル・スパイダー3500』を並べて、オープントップモデルを訴求した。

「クラシック ミーツ モダン アンド フューチャー」を体感

会場の中央には、アッとヨダレが出るような名車がずらりと並んでいた。エンスーが興奮するフェラーリF40、F50、エンツォ、288GTOなどが観客からかなり注目された。そして、名車の売買もするというこのイベントでは、世界中のスポーツカーのベンチマークとなった1963年の「ジャガーEタイプ」に2960万円、1967年のアストンマーティン「DB6ヴォランテ」には2260万円、大人気の1974年型BMW2002ターボが2020万円という売値がついていた。いうまでもなく、ロングノーズの美しい英国のオープンスポーツは限りなく会場の目を引いた。
advertisement

フェラーリF40

フェラーリF40

2200万の値がつくBMW2002ターボ(1974)

2200万の値がつくBMW2002ターボ(1974)


個人的に大好きだったクルマは、30年近く前に登場した94年式のランチャ・デルタ・インタグラーレ。しかし、今回はフルレストアRESTOMOD仕様は、何と5500万円という不思議な値段がついていた。あの頃の名車のレストアの話をもっと勉強しなければならないと思った。もう1台好きだったのは、1971年の名車「シトロエンSM」だね。この車両が出た時は、「何これ?宇宙船か?」と言われた程の近未来的なスタイリングが注目された。美しい!

タンチャ・デルタ・インタグラーレ(1994)RESTMOD仕様

タンチャ・デルタ・インタグラーレ(1994)RESTMOD仕様

シトロエン SM(1971)

シトロエン SM(1971)


更に、50年以上前のスタイリングを引き継ぎながら、現在の生産工程で作られるという英国の高級車メーカー「アリビス」がグラバー・スーパー・クーペなどを展示した。やはり、60年代のデザインは美しいけど、価格は5000万円以上するので、貯金が必要。

そして、もう1つの変わったブースがあった。今年の夏に、千葉県にアジア初の本格的な会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB(ザ マガリガワ クラブ)」が開業する。その施設の雰囲気を上手く表現するために、全長3.5kmでコーナーが22を持つコースの模型の後ろに、ZAGATOデザインのアルフ・ロメオが展示してあった。格好良かった!
advertisement

ZAGATOデザインのアルファ・ロメオ

ZAGATOデザインのアルファ・ロメオ


今回、フェラーリなどの名車が注目の的になる中で、日本から生まれた凄いEVスポーツカーの「EVスポーツ01」と、ロータリー技術を復活させたマツダは欧州車に負けていなかった。いや、それ以上に、エイム社と中村氏がタイアップして作ったEVが7月にグッドウッドのヒルクライムに挑む時に、今までにないくらい日本車は注目されるはずだ。

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
「ライオンのひと吠え」 過去記事はこちら>>

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事