日本の空飛ぶバイクがアブダビを飛ぶ、XTURISMOがUAEで合弁会社設立

プレスリリースより

空飛ぶバイク「XTURISMO」(エクスツーリスモ)を開発販売するA.L.I.Technologiesは、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビにて政府関係者を招き、デモフライトと飛行訓練を公開にしました。UAEでの本格的な社会実装に向けた話が着々と進んでいます。

現在販売されているXTURISMO Limited Editionはエンジンとモーターのハイブリッド式で、最大速度は時速100キロメートル、移動範囲は最大40キロメートルとなっています。限定200台で価格が7700万円。日本では対応する免許制度が未設定のため私有地でのみの使用となります。

A.L.I.Technologiesは、その米国法人であるAERWINS(エアウィンズ) TechnologiesとのDe-SPAC契約による企業合併を経てNASDAQに上場し、日本の製造系スタートアップとしては初めてアメリカで上場したことで話題になりました。この2月にはドバイを拠点とするテクノロジー系投資企業Vault Investments LLCとジョイントベンチャー契約を結び合弁会社を設立。XTURISMOを現地生産し、企業や政府機関へ販売を拡大させていくとしています。

道路などのインフラを必要とせず、素早く垂直離陸して移動が可能なXTURISMOは、UAEでは砂漠地帯での国境警備や人命救助といった活用を想定してます。XTURISMOが砂漠をかっ飛んでいく姿はSF映画の1シーンを想像させますが、これは現実の話なのです。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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