夜型でも朝から高いパフォーマンスを出すには
最後に、朝から出勤する必要のある夜型の方が、午前中から高いパフォーマンスを出すために、気をつけるべきポイントをご紹介します。私自身も若干夜型の特性なのですが、自分の特性を正しく理解しているからこそ実施している工夫がありますので、是非参考にしていただければ幸いです。
1. 午前中にたくさん光を浴びる
午前中にたくさん光を浴びることで、体内時計を前にずらすことができます。その結果、夜はいつもより早いタイミングで眠気を感じることができます。
ちなみに、太陽の光を浴びるという習慣は、夜型の人だけでなく朝型と中間型の人にもとても大切な習慣です。太陽光の刺激が目の網膜を通り脳の視交叉上核に届いて体内時計(中枢時計)がリセットされるという仕組みがあります。
2. 朝食をとり血糖値をあげる
1つ目の朝に太陽光を浴びる習慣は中枢時計を整える上で大切な習慣でしたが、同時に私たちの身体の内臓にも体内時計が存在します。これを末梢時計といいます。
これを整えるためには、血糖値をあげることが有効です。できる限り朝食は毎日とることを心がけましょう。朝食にコーヒーを飲むのも効果的です。
ただ、カフェインは眠気の原因そのものを解消する効果はありません。眠気を催す物質が脳に作用するのをブロックしているだけですので、本質的に眠気を解消するためには「眠る」のが一番の方法です。
3. 朝、少し熱めのシャワーを浴びる
これも毎日私がやっている習慣です。朝はどうしても脳も身体もぼんやりとしていますが、人工的に体温をあげることにより交感神経が優位になり一気に目を覚ますことができます。その結果、午前中から高いパフォーマンスで仕事をすることができます。
繰り返しになりますが、このように、自分のクロノタイプを正しく理解すれば、圧倒的にQOLを上げてパフォーマンスを向上させることができます。睡眠は技術ですので、誰でも上達させることができるのです。
皆さんも自分の特性を理解して充実した日々を過ごされてみてはいかがでしょうか?
Have a nice Sleep!
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