今回の世論調査ではこのほか、アリゾナ、フロリダ、ジョージア、ミシガン、ミネソタ、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、テキサス、ウィスコンシンという10の激戦州で、デサンティスの好感度がトランプとバイデンを上回っていることも判明した。
もっとも、デサンティスのお膝元のフロリダ州を除くと、これらの州の有権者の約4分の1はデサンティスについて現時点では考えを持っていないと答えており、好感度は今後変化していく可能性がある。
トランプ「少女と飲酒」写真などで攻撃
デサンティスは大統領選への出馬を正式には表明しておらず、選挙運動も始めていないが、政治専門紙ザ・ヒルは先週、決断「間近」にあると報じている。トランプは2022年1月に選挙運動を正式に始動させている。デサンティスはかねて、2024年の大統領選でトランプに代わる共和党候補の最右翼と目されてきた。昨年の中間選挙でトランプが推した候補の多くが落選して以降、党内での勢いをさらに増している。
こうしたなか、トランプはデサンティスのことを「ロン・デサンクティモニアス」(sanctimoniousは「聖人ぶった」という意味)と呼んで揶揄したり、デサンティスが教員時代に未成年の少女たちと飲酒していたとする写真を投稿したりするなど、ライバルへの攻撃を強めている。
共和党の候補者選びをめぐっては、ティム・スコット上院議員が立候補に向けて動いているとウォールストリート・ジャーナルが今週伝えたほか、トランプ政権で国連大使を務めたニッキー・ヘイリー前サウスカロライナ州知事が15日にも出馬を表明する見通しとなっている。
(forbes.com 原文)