私の個人的な話をしましょう。私は、自身の会社ラーニングエッジで、創業から現在まで一貫して「教育を通じて、人の幸せに貢献したい」「日本を元気にしたい!」「世界をよりよい場所にしたい」という想いを情報発信し続けてきました。これは、日本で生まれた私が、海外のカリスマ的ビジネスリーダーと接してきた経験から、心から感じていたことでした。
そのために、「世界トップクラス」「本物」「本質」に限定した教育コンテンツを提供し続けていこうと、経営に取り組んできました。そして、本当の想いを込めたインパクトのある言葉、記憶に残るようなストーリーや、連続性のあるメッセージなどを意識してSNSなどで情報発信し続けてきました。
その結果、どうなったのか。それは、私からのメッセージが、単に「よい情報」ではなく、フォローしておいたほうがよい人からの「本当」の情報、つながっておいたほうがよい人からの「価値ある情報」として、認識されるようになったのです。仮に商品案内やイベント告知などのセールス的な要素のある情報発信でも高い反応があるし、ちょっとした気軽な投稿も、大きな影響力のある情報として、認識されるようになったのです。
具体的なFacebookでの話をしましょう。私が、今年2023年1月1日に「新年明けましておめでとうございます」と簡単なコメントをアップしたところ、なんと1300以上の「いいね」がつきました。
ちなみに私は、有名YouTuberでも、インフルエンサーでもない、フォロワー数も決して多いほうではないのですが、それで「いいね!」が1300を超えるとは、異常です。とりわけバズる内容ではない簡単な年始の挨拶にもかかわらず多くの方々に「いいね!」を頂くことができました。
「これは、なぜだろうか?」と思い返してみると、私が主宰している「社長の教養」や「絆徳(ばんとく)の経営セミナー」などで、ビジネスリーダーに「世界トップクラス、本物、本質」だけを届けることを創業から一貫して掲げてきたこと、その実績がぶれていなかったからこそ、「本当」のメッセージと認識されて、多くの方々が私のFacebookを覗いてくださって、共感して「いいね!」をしてくださることにつながったのではないか、と解釈しています。
もちろん、他にも様々な要素はありますが、やみくもにSNS投稿をするのではなく、「この人(会社)は、チェック(フォロー)しておいた方がいい」と感じさせる日頃からの「オーセンティック」な情報発信がよかったのだと思います。
結論として、経営者であれば、ただの気軽な投稿ではなく、理念や志などを含んだ本当のメッセージをし続けること、「本当の言葉」や、読んだほうがよいと思う「本質的なメッセージ」にバージョンアップしてから情報発信して欲しいのです。
この人とつながっていると、「よりよい未来」に近づける…、この人の情報をチェックし、フォローしておいたほうが、よい人たちとつながれる…、といった「オーセンティック」なポジションを確立できれば、ビジネスは非常にやりやすくなることでしょう。