2023.01.21

欧米で流行中のリトリート 大人が知っておきたい国内宿を厳選して紹介

心身ともに解放される土の中のサウナホテル


 泳げるほど広い井戸水の水風呂と外気浴スペースは大地とのつながりを感じる。ハーブ園をバックに立山連峰を望める。

リトリートの目的「サウナとハーブで整う」

今年6月、富山県立山町にある美と健康の複合施設、ベルジアンウッド内に斬新なサウナホテルが誕生した。

ミツバチの巣をイメージした六角形の建物の内部には、本格サウナをはじめ、広い水風呂、外気浴スペース、リビングルーム、ベッドルームなどを完備。


 テーマのひとつである「自然への没入感」を表現するべく、建物の下半分が地下階となっている。

「不思議な感覚になる土の中にあるサウナ。その醍醐味であるロウリュウには、地元で採れたハーブが配合されたアロマウォーターを贅沢に使用。

豊かな香りに包まれて、雄大な立山連峰の景色を眺めながら汗を流せば、心身は間違いなく整います。一棟貸しだから、家族や気の合うサウナ仲間とわいわい楽しむのもいいですね」。


 ストーブを囲むように座る90℃以上の高温サウナ「IRORI」。ほかに約80℃の寝そべりサウナの「ENGAWA」もスタンバイ。

ザ・ハイブ
住所:富山県立山町日中上野18
電話番号:070-8813-6905(9:00〜20:00)
4名利用時、1棟1泊10万円〜(2〜6名で利用可能、人数によって料金設定が異なる)、日帰り1枠2万円〜(2〜6名まで、それ以上は要相談)

静寂に包まれた自然の中でアートと過ごすギャラリーステイ


 「地と水」「火」「風と空 」という3棟の古民家に5つの客室がある。人数によって好みの広さを選べる。

リトリートの目的「アートに触れる」

「旅先のギャラリーでアートに触れ、自分自身と向き合う。それもリトリートのひとつ」。

このシグチがあるのは北海道のニセコ積丹小樽海岸国定公園内に広がる原生林の中。

築150年もの古民家を利用したヴィラには、リビングや寝室、源泉かけ流しの天然温泉が設けられ、それぞれの部屋はクリエイティブディレクターのオーナーが選んだアート作品で彩られている。


 宿泊者限定のギャラリー。作品は季節ごとに入れ替わるので、訪れるたびに異なる雰囲気を楽しむことができる。

また、敷地内には宿泊者だけが楽しめるギャラリーも。

「アート以外にもニセコならではの地場食材を使用した食事も最高。さらに天然素材を使用したパジャマなどのアメニティも素敵です。五感が研ぎ澄まされる宿なんです!」。

 縄文やアイヌ文化にインスパイアされた料理を味わえる。自家菜園で採れた新鮮な野菜を使用。

シグチ
住所:北海道虻田郡倶知安町花園78-5
電話番号:0136-55-5235
2名利用時、夕朝食付き 1室1泊7万400円〜


「STAY YOUNG総合研究所」とは……
加齢とともに気になりだした体型の変化や衰え……。俺たちを取り巻く体の悩みは山積みだ。もうこれ以上、オジサンになりたくない。そこでオーシャンズは40歳からのSTAY YOUNG総合研究所を立ち上げることにした。直面する問題にしっかりと向き合い、若々しくあるためのメソッドを探る。

(この記事はOCEANSより転載しています)

文=押条良太

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