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ビジネス

2022.11.25

スモール・ジャイアンツアワード、今年のグランプリは筑水キャニコムに

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今年のグランプリは筑水キャニコム(中央)に決定した

Forbes JAPANは11月18日、第6回となる「スモール・ジャイアンツ アワード」をライブ配信で開催した。イベントでは、全国から集まったファイナリスト7社によるプレゼンテーションと審査が行われ、顧客の不満をヒントの宝庫とする「ボヤキニズム経営」で世界中に草刈り機を輸出する、筑水キャニコム(福岡県)がグランプリに輝いた。

スモール・ジャイアンツは、1.創業10年以上、2.売り上げ100億円未満、3.従業員数500人以下という条件のもと、規模は小さくても、独自の技術やアイデアで世界規模の活躍をする企業を発掘・表彰するForbes JAPANの名物プロジェクト。

前回のグランプリは、安全確保のために使われる保護デバイスなどを製造する生方製作所が受賞。歴代のグランプリ受賞企業も、生体情報を取得できるトータルサービス「hamon」を開発したミツフジや、唯一無二の「光学単結晶」技術を世界展開するオキサイド、ディズニーやNASAからも試作依頼が舞い込むアルミ加工メーカーのHILLTOPなど、いずれもさらなる飛躍を遂げてきた。

選考プロセスは、ベンチャー型事業承継や野村證券、マクアケ、デロイト トーマツグループなど、全国の中小企業にネットワークを持つ11社が出場候補を推薦。選りすぐりの企業約110社から、書類審査を経てアワードに出場した7社が選出された。

今回の審査員は、山井太(スノーピーク代表取締役会長執行役員兼社長執行役員)、入山章栄(早稲田大学ビジネススクール教授)、山田岳人(大都代表取締役)、井川沙紀(インフロレッセンス代表)、内田研一(やまなし産業支援中小企業経営革新サポート事業統括マネージャー)、藤吉雅春(Forbes JAPAN編集長)の6人。それぞれの立場から、各社の事業の魅力に目を光らせた。

アワードは、各社の経営者が舞台上で自社をアピールするプレゼンテーションからスタート。独自技術や海外へのビジネス展開、地域社会の活性化に向けた連携の取り組みなど、いずれも大きな可能性を感じさせる熱のこもったプレゼンテーションが展開された。

北海道の環境大善は、かつて公害の元になっていた牛の尿を原料に、消臭液や土壌改良材、水質改良材を製造することで、土と水を再生させてきた。近隣の酪農家から牛の尿を購入し地域経済を循環させるだけでなく、製品の消費者も自動的に環境危機の解決に加わる事になり、良い循環を起こしている。


プレゼンする環境大善の窪之内誠

プレゼンでは、代表の窪之内誠が、「きえ~る」という主力商品などを紹介した。同商品は、牛の尿をはじめとした天然成分で作られているため、かかっても吸い込んでも舐めても安全・安心だという消臭液。実際に手にした審査員たちは匂いを嗅ぎ、「本当だ。匂いはしないですね」と無臭化された商品に驚くシーンも見られた。独自のエコシステムで、畜産廃棄物を価値ある商品へと変貌させた同社は、ローカルヒーロー賞を受賞した。
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文=小谷紘友 写真=大星直輝

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