経済・社会

2022.11.08 14:30

米中間選挙に対する大学生の関心事はインフレ、中絶、大学費用


インフレへの懸念はX世代(69%)、Z世代(63%)、ミレニアル世代(67%)のすべての年齢層で最も高い。政治的所属は、インフレに対する懸念の12ポイントの差と関連しており、学生の共和党員の73%、学生の民主党員の61%が、インフレが最も影響を及ぼすと回答している。

ほぼ半数(46%)の学生が、最高裁によるロー対ウェイド裁判を覆す判決が中間選挙の投票に影響すると回答している。Z世代は、さまざまな年齢層の中で最も大きな懸念を表明している(50%)。Z世代の回答者はまた、ロー対ウェイド裁判を覆す判決が、デートや性生活(34%)、居住州(30%)、仕事・インターンシップの場所(21%)など、他の個人の選択にも影響すると回答している。

半数以上(53%)の女子学生が、ロー対ウェイド裁判を覆す判決を基準に投票すると答えたのに対し、男性では34%にとどまった。民主党の学生の3分の2以上(68%)、共和党の学生の22%が、ロー判決によって投票に行くことになると答えた。

Z世代(43%)、ミレニアル世代(49%)、X世代(46%)と各年齢層で半数近くが、大学の費用や学生ローンが投票に影響すると回答している。学生民主党員の半数以上(59%)が大学費用が投票の主な要因となると回答したが、学生共和党員の26%のみが同意した。

また、関連するトピックとして、学生のローン免除については、43%が今回の選挙の主要な投票対象になると回答している。女子学生(48%)は男子学生(35%)よりもローン免除に懸念を示している。学生民主党員では、60%が学生のローン免除を最重要課題としているのに対し、共和党の学生では25%にとどまっている。

選挙プロセスや連邦政府への信頼


選挙プロセスに対する信頼についての質問には、党派的な違いが顕著にあらわれた。民主党の学生の66%が選挙プロセスを少なくとも中程度には信頼していると答えたのに対し、共和党の学生では41%しか信頼していないと答えた。

一般的に、どの程度連邦政府を信頼しているかという質問に対しては、調査対象の大学生のうち43%だけが、連邦政府を少なくとも中程度に信頼していると答えた。民主党の回答者(55%)は、共和党の回答者(33%)よりも、連邦政府を少なくとも中程度に信頼していると回答する割合が高かった。

forbes.com 原文

翻訳=上西 雄太

ForbesBrandVoice

人気記事