・「Nintendo Switch(ニンテンドー・スイッチ)」は、豊富なゲームライブラリだけでなく、その携帯性により、広範囲な大ヒットを記録している
・Valve(バルブ)は、PCのライブラリを携帯機に持ち込める「Steam Deck(スチーム・デック)」の需要に追いつけていない
・Verizon(ベライゾン)、Razor(レイザー)、Qualcomm(クアルコム)から発表された、クラウドゲーム・ストリーミング、ローカルプレイ、そしてゲームコンソール機からのストリーミングプレイに対応した新しいデバイスのように、サードパーティも参入し始めている
最後の1つは、発表の最後に実はXboxのロゴが登場し、このデバイスにXboxのクラウドゲームが登場する可能性があることを暗示している。しかし、ソニーとマイクロソフト、つまりXboxとPlayStationのブランドは、独自の携帯ゲーム機について考え始めるのが賢明だと思う。私が思うに、これは「もし」そうなったらという問題ではなく「いつ」そうなるかという問題なのだ。どちらが一番乗りするのか? 私はこう考えている。
時代を先取りしたソニー
「PSP」と「PS Vita(PSヴィータ)」で携帯型ハードウェアを作った経験があるのはソニーだが、携帯ゲーム機が再び盛り上がってきている昨今を考えると、彼らは時代を先取りしていたようだ。
しかし、仮にそうであったとしても、そしてソニーがこの分野で経験を積んでいたとしても、今がそのときなのかどうか、私は疑問だ。ソニーの次の大きなハードウェア投資はすでに起こっており、それは「PSVR 2」なわけだが、これは潜在的な携帯機よりもはるかに限られたオーディエンスしかいない。ただそれでも、彼らはその投資を続けている。