ツイッターは「編集」機能を提供することで自らを救おうとしている

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当初は140文字だけだったが、その後280文字になり、現在は2500文字のブログ機能も限定的に提供されている。ショートメッセージのアプローチは、SMSテキストメッセージからきている。シンプルに短く、正確であること。それが嫌なら、他にもアプリはあるのだから、凝ったことはしなくてよい。よくわからない。発表当時も、もしくは今でも、どの機能も意味がわからなかった。

会社のDNAの何かが変わり始めているのだ。かつてツイートを今起きていることの純粋な表現と捉えていたメンタリティが、何とか生き残って収益を上げたいと考える企業に変容しつつあるのだ。ツイートの編集機能が本当に騒ぐだけの価値があるかどうかは、イーロン・マスクや他の人たちの判断に任せよう。正直なところ、やるべきことはたくさんある。

ジャック・ドーシーは最近、ツイッターがそもそも会社になったことが最大の後悔であると述べている。それは、純粋でオープンなソースを維持するというプログラマーの美学を強化するものだ。人類のためになるアプリを作るという考え方は好きだが、本当に価値のない、社会を劣化させることさえあるアプリを作ることも問題になりうるとも思う。

私は、その答えは編集機能ではないと思っている。

答えは、今後数年そして次の10年に向けて、ツイッターをもっともっと発展させる中にある。アプリを使う理由をもう一度与えてほしい。何かクレイジーで新しいことをやってほしい。ローンチ後すぐに、もともと発表前に対処すべきだったことを修正するというのはもうやめよう。

応急処置的なアプローチでは、問題が存在するという認識を強めてしまうだけだ。もっといい方法はないのだろうか? 私たちがその製品を再び使い始めずにはいられないような、クールな何かだ。

forbes.com 原文

翻訳=Akihito Mizukoshi

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