ツイッターはこのほど、「ノート」という新機能を導入した。一部の書き手は2500文字を上限とする長い投稿を作成することができるようになった。
この機能はアプリやブラウザのオプションとして表示され、ユーザーは新しい「書く」オプションを選択し、見出しをタイプして画像を追加し画像、ツイート、リンクでブログを作成することができる。
ノートが公開されると、リンク付きの通常のツイートとしてフィードに表示されるが、長い投稿は実際にはアプリに表示されないため混乱する。ブラウザベースでのみ表示されるようだ。以下は、その仕組みを説明したツイートだ。
✨ Introducing: Notes ✨
— Twitter Write (@TwitterWrite) June 22, 2022
We’re testing a way to write longer on Twitter. pic.twitter.com/SnrS4Q6toX
この試みが何を意図するのか、よくわからない。
筆者はいつもツイッターを、アイデアを議論し、気の利いたコメントを共有し、コンテンツへのリンクを投稿する手段である「結合組織」とみなしてきた。ツイッターの最大の差別化要因は、それがマイクロブログサービスであり、深く掘り下げることを望まない人々に対応するものであることだ。投稿にすばやく目を通し、次に進むことができる。
ノート機能は、何年も前なら使えたかもしれないアドオンのように思えるが、そうだったとしてももっと混乱を招いたことだろう。
ツイッターがブログプラットフォームになるつもりなら、厳しい競争を強いられることになりそうだ。人気のブログプラットフォームであるMediumは、もともとツイッターの共同創設者でもあるエヴァン・ウィリアムズが考案したものだ。当時、ミディアムはツイッターに真のブログ機能がないことに対応するものだと思われていた。
よくあることだが、私たちはテクノロジーサークルの中を走り続けている。
新しいユーザーを引き込むことができるのか? ここ数年、ツイッターはどちらかというと停滞していたため、それが目標だ。何度も言っていることだが、個人的には今でも一番好きなソーシャルメディアアプリだ。他のプラットフォームよりも多く使っているし、少なくとも読者とのつながりや記事へのリンクの共有など、筆者のジャーナリズムのキャリアに大いに役立っている。友人や家族とはフェイスブックを使うかもしれないが、より多くの人に伝えたいことがあるときはいつもツイッターを使う。
筆者は今、ブログを書くことに意味があるのかどうか判断しなければならない(ノート機能へのアクセスをリクエストしたが、ツイッターの担当者から返事がない。もし実際にアクセスできたらこの機能について報告する)。ブログは相互接続されていないようで、究極的には見出しを太くしただけの長文ツイートだ。
さらに重要なのは、そもそもなぜツイッターをブログのために使うのかという疑問だ。最近出版した本のために筆者はGoDaddyのツールとWordPressを使って自分のブログを作ったばかりだ。5分ほどでできた。
ブログは自身のサイト上で運営され、そこには私の本に関する情報とたくさんのリンクがある。なぜ、ツイッターでブログを書くのか。
筆者が思うにノートは単なる見栄のための機能だ。「見て、新しいものを追加したよ」と。
おそらく筆者は最終的に好意的に受け止める。だが今のところはツイッターのもっと好きな部分にこだわっている。