少なくとも、最後の失敗については、同社はいくつかの教訓を学ぼうとしている。
最近、私たちが大好きなこのソーシャルメディア企業は、長年の懸案であった編集機能の社内テストを行うことを決定した。公式ブログの記事によると「Edit Tweet(ツイート編集)」機能はツイート内容を最大30分間修正することができ「数回」修正することができるという。最終的には、一部の国のみで公開している有料プランTwitter Blue(月額4.99ドル/約704円)に登録している人たちにもこの機能を展開する予定だ。
同社の最近の出来事、何年も前の出来事、あるいは2006年にさかのぼる頑強な同社の抵抗を知っている人たちなら、多くのユーザーがこれまでタイプミスを修正するための簡単な方法を求めてきたことを知っているはずだ。いや、この文章を編集させてもらいたい。彼らはその機能を強く要求してきたのだ。
考えてみてほしい。テックの分野においては、どんなものでも編集できる(上司に送ったばかりそのメッセージを除く、おっと)。Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)の投稿、照明が悪い写真、これから行う営業用のプレゼン。コンピュータ技術における「編集」という概念は、決して目新しいものではない。なのに、なぜツイッターはこの機能のことを強く思っていたのだろうか?
まず第一に、この会社は意見を持っている会社である。「オープンソース」という考え方は、ツイッターが本質的に、まったく容赦のないプラットフォームを使ってユーザーが自分の意見を世界に発信する「ハードコード」の方法だった、ごく初期の時代にさかのぼる。私はツイッターをプログラマーだけが愛用できるアプリだと考えてきた。メッセージを作成し、製品をリリースする。間違えても、みんながそれを見て笑ってくれる。次はもっとしっかりチェックしたくなるかもしれない。